網羅系の参考書としては、本当に全てが書かれているように思える。これを、きっちり頭に入れれば共通テスト8割以上は狙える力がつくと思う。ただ、もう少し読む人が覚えやすい形式を取ってほしいと思ったこの参考書は、文字がズラーっと書かれているのが大半なので、まとめて要点を整理するなどした部分をもっと多く活用してほしい。例えば表をもっと多く活用するなど。正直、読みにくかった。

2023/06/08

カバンの中も机も、身の回りがゴチャっとしていて、自信がないからふざけたり塞いだり、スネたり反抗的だったりする子にはいい本だと思います。親子関係が良好で、遅れ気味でもプリントを見せてくれて、小テストもそこそこの点数をとっている子(の親)には、インパクト小さめの本です。前者であれば、買いです。後者であれば、別のお買い物をオススメします。

2023/06/06

最初の数ページやってみました。最後までやればきっとわかるようになるはず！

2023/06/03

生物 知識の焦点の利点：一冊にすべての内容が収まっている。　　　　　　　　　　　　 弱点：脳などは説明が簡素に記されている所がある。この本の利点：脳などの記述を省略していない。　　　　　　弱点：同じ著者の生物基礎と２冊買わないといけないので２０００円近く割高となる。ページ数がかなり多い。

2023/05/30

英単語を接頭辞・語根・接尾辞などに分割し、接頭辞・語根・接尾辞それぞれの語源に関する知識を理解し身に付けていくという手法で、個々の英単語そのものを覚えやすく忘れにくい学習方法へと導き、語彙力を一気に増やしましょう、というコンセプトの英語学習書になっています。　本書の構成は接頭辞ごとに12章に分割されており、最初に接頭辞の解説をした後に、それぞれの単語で使われている語根そして一部では接尾辞の解説が行われています。ほぼ全ての見出し語には単語の意味をイメージしやすいようにイラストが描かれていますので、英単語と意味がセットで記憶に残りやすいと思います。デスクに向かってガッツリ勉強する場合はもちろんですが、通勤の電車の中であるいは就寝前にベッドで寝転がって読むのであっても十分に効果的に使えます。　取り上げられている単語は見出し語・派生語・関連語を含めて約1000語程度です。admonishやanonymousといった難し目の単語も散見されますが、ほとんどは中学・高校で習う英単語となっています。対象としては英語を学ぶ中高生から社会人まで全てということになりそうですが、本書の英単語をざっと眺めて6〜7割程度は知っているという状態でないとサクサク進めるのは難しいでしょう。また、高校受験や大学受験に向けての英単語の学習という点では残念ながら向かないと思います。受験に必要な英単語としては網羅性が低く、各英単語の意味・用法の記載も限定的だからです。それゆえ大学生や社会人が教養の一環として語彙力アップのために取り組む場合は全く問題なのでしょうが、中高生が受験に必要な語彙を身につけたい場合にはまずは受験用の単語帳を使用すべきでしょう。ある程度の語彙力を身に付けた上で、英単語の整理・確認を行う目的で取り組むのであれば大いに役立つのかもしれません。　また、帯に書かれている10000語というのはかなり大袈裟と言えそうです。この本だけで10000語は習得できません。しかし、次のステップへと進んだ時に、接頭辞・語根・接尾辞の語源を意識した学習法は語彙力アップに必ずや貢献してくれることでしょう。こうした接頭辞・語根・接尾辞に注目した分類は受験用の単語帳である鉄壁でも採用されています。　本書の最大の欠点は音声がないことです。abceedというスマホアプリを利用することで別個有料のダウンロードコンテンツ(要はアプリ内課金です)経由で音声を入手・使用できますが、追加で1600円というのはなかなか手が出にくいものです。多くの単語帳のように無料音声ダウンロードあるいは無料ストリーミングへと変更していただきたいと思います。この点が解決されれば文句なしの☆５つです。本書の内容が良いだけに残念です。

2023/05/30

高校生が学ぶ地理は大きく2つに分かれています。地形・気候・農業・人口・工業・交通などテーマ別に学ぶ系統地理と東アジア・アフリカ・ラテンアメリカなどといった地域別に具体的な事例を学ぶ地誌の2つです。　系統地理は一般的な地理の理論を総論的に学ぶことになりますが、初学者には非常に取っ付きが悪いことも確かです。逆に地誌は地域別・国別に学ぶ各論のため取っ付きはよいのですが、系統理理の知識や理解がないと暗記に終始させられる勉強となってしまうことも確かです。要するに、系統地理は取っ付きが悪く面白くない、地誌は暗記ばかりで面白くないといった具合です。　一般に地理の勉強においては系統地理を先に学び、その後に地誌を学んでいくことになります。系統地理を先にある程度まで理解していれば、地誌で学ぶ内容も気候や地形あるいは交通さらには宗教などと紐付けて覚えることができますし、多少忘れてしまっても連想ゲーム式に推測・考察できます。つまり系統地理をしっかり学ぶことは後半の地誌を効果的に学ぶための必須事項となります。　こちらは一度読んだら絶対に忘れないシリーズの地理になります。著者は同シリーズの世界史や日本史でもお馴染みのムンディ先生です。高校地理における系統地理の分野を中心に取り上げていますが、地誌の分野はほぼ扱われていません。地形・気候・産業・エネルギー・衣食住など全体を大きく10個のテーマに分けて解説されています。他書から流用した図や表ではなく、本文を理解するのに適した書き下ろしの図や表が多数挿入されています。それゆえ、シリーズの他書と同様に非常に理解しやすいです。　対象のメインは社会人や大学生で地理を学び直したい方ということになるのでしょうが、それだけでなく高校地理を先取りしたい中学生、高校の教科書や授業の無味乾燥な地理にうんざりしている高校生も対象になってくると思います。中学校の教科書レベルの地理の知識があれば、高校レベルの地理の知識はゼロに近くても十分に理解できる読みやすさです。頑張ればじっくり読んでも10時間程度で1周読み終えられます。1周完走した後には、地理を面白いあるいはもっと勉強したいと感じさせてくれます。もちろん、受験科目として地理を選択している高校生の最初の1冊としても悪くないと思います。ただし、受験生の場合には当然ながら本書だけでは不十分です。地誌がありませんし、系統地理でも全分野が網羅されていません。本書を2〜3周したら、人気講師の瀬川先生や村瀬先生の講義系参考書へと繋げていくとよさそうです。またセンター試験や共通テストレベルの問題を解いてみると覚える地理から考える地理へとステップアップできていることを感じさせてくれると思います。　総じてですが、高校地理における系統地理の入門書としては大変お薦めです。文章は読みやすく、図や表が分かりやすいので、無味乾燥な系統地理分野が楽しく学べ理解が進みます。高校時代に地理を選択しなかった方や地理に興味が持てなかった方の学び直しには最適かと思います。大学入試を目指す受験生の参考書としても、これ1冊では当然長良不十分ですが、最初の1冊としては大いにお薦めできます。系統地理をしっかりと学ぶことは地理で高得点をとるための必勝法です。

2023/05/29